人間が見ている色というのは、目に飛び込んでくる光です。昼間の撮影では太陽をはじめ、多くの光があるため、特に意識することなく写真を撮影することができます。しかし夜間は、電灯などで明るくしていたとしても、昼間に比べて光が弱く、そのため暗い写真になりがちです。
そこで夜間の写真撮影では、フラッシュを使ってその光を補うわけですが、イルミネーションやライトアップの場合はそれが逆効果になります。イルミネーションなどは、それ自体が発光体でありながら、さまざまな色を放っているため、そこにフラッシュの光をあててしまうと、せっかくの光を相殺してしまうのです。
★イルミネーション撮影ではフラッシュは厳禁
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・フラッシュを使わずに撮影する
フラッシュを使わないで撮影した写真。フラッシュを使用しないことで、イルミネーションの光とその反射の光のみを撮影するため、見た目に近い写真となります。
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・光を殺してしまうフラッシュ
フラッシュを使用して撮影した写真。フラッシュの光によって被写体(この場合木やコードなど)そのものの色が撮影され、イルミネーションの光は打ち消されてしまっています。
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イルミネーションの撮影は、被写体が持つ色を撮影するのではなく、イルミネーションなどの発光体からの光だけを撮影することが重要です。フラッシュは使わずに撮影しましょう。
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