イルミネーションのように色のついた光を撮影する場合、白っぽい光になってしまったり、青い光になり、暖かい色にならなかったり、見た目とはかけ離れた写真になってしまうことがあります。これはデジタルカメラの機能の一つのホワイトバランスが原因です。ホワイトバランスとは、撮影される光の色を補正する機能で、昼間の撮影であれば、オートにして撮影するだけで適正な光に調整してくれるので便利です。
しかしイルミネーションの撮影では、この機能による調整によって、実際とは違う、あるいは思っている色と違う写真になってしまうことがあるわけです。その場合、ホワイトバランスを自分で調整しなければ、いいイルミネーション写真は撮影できません。
★ホワイトバランスを変えた写真
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・オートモードで撮影した写真
オートモードで撮影した写真。イルミネーションが普通の電球のような色になってしまっています。
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・晴天モードで撮影した写真
晴天モードで撮影した写真。晴天の明るさがあることを想定しているため、全体的に光がセーブされて撮影されています。
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・曇天モードで撮影した写真
曇天モードで撮影した写真。イルミネーション本来の色に近く、暖かみのある黄色に撮れています。
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・蛍光灯モードで撮影した写真
蛍光灯モードで撮影した写真。蛍光灯の光は青白いため、赤みを強くする補正がなされ、写真が赤っぽくなります。
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・白熱灯モードで撮影した写真
白熱灯モードで撮影した写真。白い光があることが前提のため、その素材の色を再現しようとし、青白いイメージになります。
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ホワイトバランスも露出補正同様、こう設定したらこうなるというものではないので、周囲の状況に応じた設定をしながら撮影してみてください。
これでイルミネーション撮影テクニックはすべて終了です。想い出に残るイルミネーション写真を撮影してくださいね。
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