デジタルカメラに搭載されているオリジナルモードでの撮影は、何も設定しなくてもよいため便利ですが、イルミネーションの量や色、密集具合によって明るすぎたり暗すぎたりするケースが出てきます。そのような際に、微妙に暗くしたい、あるいは明るくしたいというような調整をするのが露出補正です。
露出とは、デジタルカメラのセンサーに当たる光の量のことを指します。この光の量を調整することで、写真の明暗を調整することができます。最初のうちは適正な露出量はわかりにくいと思いますので、いろいろな設定で撮影し、お好みの明るさを探してください。
★露出補正をした写真
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・露出補正なしで撮った写真
露出を補正せずに撮った写真。これをベースに、他の写真と比べてみましょう。
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・マイナス補正を行った写真
-1.0の露出補正を行った写真。イルミネーションの回りの光彩がなくなり、シャープな感じにはなっているが、他の部分もやや暗めになってしまっています。
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・さらにマイナス補正を行った写真
-2.0の露出補正を行った写真。イルミネーションが放つ色がその通りに反映されていますが、周囲が暗すぎて見えなくなっています。露出補正をマイナスにすると、撮影時間は短くなります。
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・プラス補正を行った写真
+1.0の露出補正を行った写真。全体的に明るくなったほか、光の回りの光彩が広がっています。
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・さらにプラス補正を行った写真
+2.0の露出補正を行った写真。まさに光があふれているという感じになりますが、その分、イルミネーションのディテールなどはとんでしまいます。露出補正をプラスにすると、より多くの光を撮影しようとするため、撮影時間は長くなります。
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露出補正はいくつに設定したからここまでになるというものではなく、周囲の色、光、被写体の素材などによって結果が変わるので、まずは補正せずに撮影し、モニタで結果を確認しながら調整してみてください。
それではもう一歩進んで、イルミネーションの雰囲気を変えた撮影に進みましょう。すでに説明しましたが、イルミネーションはそれ自体が発光体であり、色のついた光を放っています。ここでは、この光源となるイルミネーションを撮影するためのテクニックを説明します。
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