サクラの花は何色でしょう? 日本の伝統色には桜色という色が存在しますが、ほのかにピンクがかった白という感じでしょうか。この色は本当に微妙な色なので、写真の中でうまく表現するのが難しい色でもあります。この桜色をキレイに撮るには晴れた日に撮影することが重要です。曇った日に撮影すると、ピンクが強すぎたり、白さが弱くなったりするので、サクラの撮影は晴れた日に行いましょう。
サクラの撮影は、遠景で全体を撮る場合と近くに寄ってサクラの花を撮影する場合があります。遠景の場合は撮影テクニック云々という話はなく、どういう構図で撮るか、どこまで入れるかなどの話になってしまうので、ここではサクラの花自体を撮影する方法について書きます。サクラの花の撮影は大きく分けて2種類しかありません。
★日の光の使い方
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・日の光が当たっている花を撮影
太陽の光を浴びて輝いているサクラの花の写真。全面に光が当たっている部分を撮影すると真っ白な花の塊になってしまうので、影になっている部分とのバランスを見て撮影する場所を選びましょう。
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・光が透けて見える花の撮影
サクラの花びらは薄いので、日の光が透けて見えます。花びらを通った光はやわらかく見え、重なっている部分との濃淡によるコントラストもやわらかく表現できます。
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好みにもよりますが、透過による撮影のほうがキレイなサクラの写真に見せることができます。また、日の光を浴びている写真の撮影では、フラッシュを強制発光させる日中フラッシュも有効な場合があります。太陽の光がフラッシュの光に負けることはないので、少し暗い部分などがより白くなる程度で、全体的に明るい写真を撮ることができます。
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