一口に花火といっても、その種類は千差万別。大きさ、光量、爆発する高さなどはまちまちです。あらかじめプログラムを見たり、実際に打ち上げられている花火を見ながら、的確にフレーミングしましょう。
フレーミングとは、写真の枠に対して被写体をどのように配置するかということです。花火が切れないように撮影すればいいというものではなく、どのようにフレーミングするかによって、写真の印象が大きく変わります。
花火大会は、仕掛け花火、単発花火、仕掛け花火……というように、ずっと同じ調子で打ち上げるものではなく、緩急をつけて打ち上げられることがほとんどです。花火大会開始直後は撮影しては液晶でのレビューを繰り返し、フレーミングや花火の高さ、明るさなどの調整し、その位置からの最適なフレーミングを見つけるようにしましょう。
★フレーミングを変えた写真
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・単発花火は大きめに撮る
1発ずつ単発で打ち上げられる花火は、火花が大きい傾向があります。このような花火は左の写真のように画面いっぱいに開いた姿が美しく見えます。その迫力を表現するために、多少フレームからはみ出すように撮影するのも効果的です。
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・打上場所を入れて動きを出す
上空の花火だけでなく、打ち上げている地上部分を入れることができると、打ち上げている最中の花火と空で開いている花火の両方を同時に撮影でき、左の写真のように動きが感じられるようになります。打上花火の臨場感を出すには有効なフレーミングです。
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・花火以外の光を含めて表現豊かに
花火そのもの光だけでなく、その光が写り込んだ水面などを写すと左の写真のようにとてもきれいです。上空の花火と一緒に写すことで、写真自体がとても表情豊かになります。写真内にどこまでを入れるかをよく考えたフレーミングで撮影しましょう。
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フレーミングが決まったら、次は明るさへの対応を考えましょう。
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