デジタルカメラに搭載されている夜景モードなどのオリジナルモードでの撮影は、何も設定しなくてもよいため便利ですが、桜に当たるライトの強さや色、枝の密集度などによって明るすぎたり暗すぎたりするケースが出てきます。そのような際に、微妙に暗くしたい、あるいは明るくしたいというような調整をするのが露出補正です。
露出とは、デジタルカメラのセンサーに当たる光の量のことを指します。この光の量を調整することで、写真の明暗を調整することができます。最初のうちは適正な露出量はわかりにくいと思いますので、いろいろな設定で撮影し、お好みの明るさを探してください。
★露出補正をした写真
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・露出補正なしで撮った写真
露出を補正せずに撮った写真。これをベースに、他の写真と比べてみましょう。
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・マイナス補正を行った写真
-1.0の露出補正を行った写真。全体に暗くなる分、花の色が濃く写ります。
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・さらにマイナス補正を行った写真
-2.0の露出補正を行った写真。直接光が当たっている部分以外はほとんど見えなくなってしまいます。露出補正をマイナスにすると、撮影時間は短くなります。
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・プラス補正を行った写真
+1.0の露出補正を行った写真。全体的に明るくなりますが、サクラの色が飛び気味になってしまいます。
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・さらにプラス補正を行った写真
+2.0の露出補正を行った写真。まさに光があふれているという感じになりますが、サクラの色自体はほとんど見えなくなってしまいます。露出補正をプラスにすると、より多くの光を撮影しようとするため、撮影時間は長くなります。
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露出補正はいくつに設定したからここまでになるというものではなく、ライトアップの色、光の強さなどによって結果が変わるので、まずは補正せずに撮影し、モニタで結果を確認しながら調整してみてください。
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