イルミネーションの撮影では、写真の雰囲気を変えるためにホワイトバランスを調整しました。ホワイトバランスとは、撮影される光の色を補正する機能です。しかしライトアップされた夜桜はイルミネーションとは違い、それ自体が発光しているわけではないので、ホワイトバランスを調整して色を変える必要はほとんどなく、オートモードで撮影してだいじょうぶです。
さて、イルミネーションと違い、それ自体が発光しているわけではないということは、フラッシュを使っても色が相殺されないということになります。しかし、普通にオートモードでフラッシュを使うと、光の届く部分とライトアップの光が当たっている部分だけしか写りません。そこで使用するのがスローシンクロです。
★スローシンクロを使って違った雰囲気の写真にする
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・オートモードでフラッシュを使用せずに撮影した写真
ライトアップで浮かび上がる雰囲気がそのまま撮影されますが、ライトが当たっていない部分はは影になってしまいます。
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・オートモードでフラッシュを使用して撮影した写真
フラッシュの光が届く範囲は花そのものの色になり、他はライトアップされている部分だけが写ります。
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・オートモードでスローシンクロを使用して撮影した写真
フラッシュの光が届く範囲は花そのものの色になり、他は夜景モードで撮影した時と同じように暗い部分の色まで拾ってくれます。
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スローシンクロでフラッシュを使用した場合、サクラまでの距離によって写真のイメージがまったく異なります。距離を変えながらいろいろ試してみましょう。
これで桜・夜桜の撮影テクニックはすべて終了です。記念に残る写真撮影の一助になれば幸いです。
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